選ばれる営業パーソンとなるためには「人間力」が決め手、「人間力」を向上させよ、と言われます。でも「人間力」ってそう簡単に上げられるものなんでしょうか? どうしたらよいのか雲をつかむような気がしますよね。でも、自分を変えていくために、今すぐにでもできることはあるんです。

一時期低迷していた、あるトップ営業パーソン。

「うまくいかなかった頃は、時期的に『リーマンショックのせいだ』などと環境のせいにしていたんですが、結局は自分が悪かったんですよね。

当時の自分を振り返ると、契約していただけそうな人ばかりを追いかけていました。そのために、時として自分を偽り、時として無理に人に合わせようとしていた気がします。そんな中で、『なんであんな人と付き合っているんですか?』と言われたこともありました。そして結局は、自分を選んで欲しいと思うような人からは選んでもらえていなかったと思います。

今は、人を追い求めるのではなく、人から求められる人間にならなければならない。そして、人から求められる人間=選ばれる人間になるためには、『人間力』を身に着けなければならないと思います。

そして、『人間力』を身に着けるためには、人から学ぶことが大事。そのために、どういう方とお付き合いするのか、どこに自分の身を置くのかが大事だと思ったんです。良い環境、良い関係の中に身を置くことで、自分も染まり、成長でき、周囲からも、そういう人だとも見られるようになり、さらに自分に磨きをかけるという好循環が生まれていくのです。

道元※に、『霧の中を行けば、覚えざるに衣湿る』と言う言葉があります。これは霧の中を歩くと知らないうちに衣が湿る=人はそばにいる人に知らず知らずに染まるということです。お付き合いする人によって、自分が成長し、自分が変わるということです。

まずは、自分が尊敬する人とお付き合いさせていただきたい。自分を成長させていただける方がいる場所に身を置くことが大切だと思っています」

※鎌倉時代初期の禅僧。日本における曹洞宗の開祖。

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