あるトップ営業パーソンは、対面で面談するときはもちろん、手紙や電話でやり取りする場合にも、小さなことほど大事にすることを心がけていると言って、ある経験を挙げます。

「封書を送るとき、テープを使って封をしたことはありませんか?実は、以前ある社長に、そういうことは絶対にするなと教えられました。その方はテープで封をしてある手紙は開封せず、全部そのまま捨てるんだそうです。大事なことを伝えるのに、こんな雑なことをするわけがない、と言うのです。細かなことほど大切にしなさいという教えでした」

どういう封緘がよいのか、もちろん、人によって感じ方は様々でしょう。しかしポイントとしては、受け取る人がどう感じるだろうと想像を巡らせること。そして、不快感を抱かれないように、好感を持って受け止められるように努力することが大事だということです。

「神は細部に宿る」と、トップ営業パーソンは言います。

「たとえば、1、2分でも遅刻する人は信頼できないですよね。1、2分くらい問題ないと思う人は結局毎回遅刻します。人の時間を奪っているという自覚がないんですよね」

そして、小さなことを大事にできない人は、大きなことも決して成し遂げられないとアドバイスします。「人間関係も同じです。家族や友人、一緒に働く仲間、その一つひとつの事柄を大事にできない人は結局信頼関係を築けないのです。毎日のこうした小さなことの蓄積が、結局、人間としての成長に結びつくのです」

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