仕事は原則として9時から17時まで、土日はお休み、夜も基本的にはお客さまとの約束は入れない、それでも全国トップクラスの業績を収める、あるトップ営業パーソン。

以前は、睡眠時間を削り休日も返上して働きづめというハードワーカーでしたが、身体を壊してしまったことを機に、家族を第一にした仕事のスタイルに大きく転換したそうです。なぜ労働時間を削減してもパフォーマンスを維持することができているのでしょう?

「仕事ができない時間は元々無いものとして考えること。たとえば1日全く仕事ができない日があるとしたらその週は4日しかないと考える。こういうのは『決め』の問題だと思うのです。『週末を使えば…』『夜にやれば…』と考えない。マインドチェンジをすることから始めなければいけません。人間『いつでもできる』『後回しにする』『できない・やらない理由を作る』ものですからね。時間がないほうがかえって成果が出ると思います」

ワンポイントの工夫も効率化につながるといいます。

「移動時間なども見越してアポイントを2時間、もしくは3時間刻みで入れる人もいますが、それが思わぬロスタイムを生みますので、私は、アポイントは極力1時間刻みで連続して入れていくようにしています。また、ちょっとした一言で、効率的なスケジュールを組むことは営業でも十分可能だと思います。たとえば、お会いした段階で、お客さまのご都合を確認し、自分の予定も可能であればお伝えして、終わり時間を決めます。するとお客様も『そっか。じゃあ早速話を始めようか』とアイドリングなしですぐ本題に入れるなど。時間は有限。『何時でも大丈夫です』『何時まででもいいです』と言うと、聞こえは良いかもしれませんが、お互いに努力して時間をつくって会っている、それだけのメリットがあると、感じ合える関係こそが理想的だと思います」

効率的な仕事のやり方を身に付けたら、将来を見据えたアプローチもできます。「勉強したい」とか、「学校に行きたい」とか、「既存の顧客や自分のやり方を見直してこれからの在り方を検討したい」・・・という場合に、無理やり週4日と考えて1日空ける。そして空けた一日を自己投資に充てることが将来効いてくるの
です。

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